私たち「再生の大地」合唱団は、撫順戦犯管理所で花開いた魂の出会いを、合唱という芸術形態を持った「人間賛歌」として後世に伝え残していくために結成されました。

合唱団ブログ

練習での出来事や毎日のちょっとした発見などをつづっております。

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二つの七.七集会で演奏! 2014.7.7

その1、麻布の中国大使館で全曲演奏しました。


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 7月7日、中国大使館のホールで「再生の大地」全曲を演奏。写真は大使館HPより。

 

 2014年7月7日は、「再生の大地」合唱団にとって記念すべき日となりました。なんと、一日のうちに2度の、全曲公演を行ったのです―ジャニーズも顔負けの大活躍!―(^^)。 しかもその1回目は、麻布の中国大使館にて程永華大使・汪婉大使夫人にも聴いて頂きました。合唱朗読構成「再生の大地」の心を、若い中国の外交官にも聴いて欲しいという大使ご夫妻のお気持ちから、大勢の大使館員の皆さまにも、日本の参加者一同とともにご鑑賞いただきました。まことに感謝の一言です。

 少々ご説明が必要と思います。七・七集会とは、1937年7月7日に勃発した「盧溝橋事件」(ここから日中全面戦争へ突入、中国での呼称「七・七事変」)を記念し、侵略戦争の反省と恒久の平和友好を祈念する集会です。わが合唱団が呼ばれたのは、日中友好平和4団体(※)が主催する七・七集会で、今年は事件からちょうど77周年にあたるので、特に心に銘記すべき記念の集会でした。集会のなかで、わが合唱団の姫田光義団長は、1937年から77年目の七月七日に私は77歳だ――7が7つも並ぶラッキーセブンと言って、会場を和ませました。

  

 ※日中平和友好4団体とは、「撫順の奇蹟を受け継ぐ会」「不戦兵士・市民の会」「関東日中平和友好会」「日中友好8・15の会」の4団体で、毎年7月7日前後に、合同で「七.七記念集会」を開いています。今年は関東日中平和友好会が幹事でしたが、当会は過去にも大使館で集会を開いた経緯があり、今回もこころよく大使館ホールを提供して下さったと聞きます。今回は友好4団体の参加市民、合唱団、それに大使館関係者も含めて200人規模の集会となりました。

 合唱団と大使館の関係で言うと、合唱団は昨年12月9日に「撫順水害救援・チャリティーコンサート」を開きました。この時、大使夫人で参事官の汪婉さんがご来場くださり、大変に感動して下さいました。以後、汪婉さんから、一度大使館へおいで下さいとのお招きを受けておりましたが、ご多忙のなか、面会が延び延びになっていたところ、今回の記念集会での演奏となったものです。20140707-1-6

 合唱披露のあと、程永華大使(中央右)を囲んで記念写真―右端は汪婉さん。

 7月7日の公演にあたっては、事前の6月27日のリハーサルでも大使館には同会場でご便宜をいただきましたが、今回はなんと開式前に、大使館のバンケットルームでの昼食会にもお呼ばれしました(*^_^*)。

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 汪婉大使夫人(左から3人目)に作曲者の安藤由布樹さんを紹介する姫田団長。

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 大使館の心づくしのご馳走に団員も大満足、大使夫人との話しも弾みます。

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 ね、おいしいでしょ。うち(大使館)のシェフは本場の一流だよ、と友好交流部の孫永剛一等書記官(右)。孫さんには準備やリハーサル等で大変にお世話になりました。



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  肝心の合唱の方ですが、とても歌いやすいホールでのびのびと歌えました。合唱に先立ち、集会のメインとして程永華大使のご挨拶があり、主催の4団体代表もそれぞれお話しをされました。一致して願うところは、歴史の事実を歪めることなく正しく後世に伝え、歴史を鏡として、世界平和・日中友好を育もうとの想いです。

  合唱団も「こんな今だからこそ、心をこめて」歌いました。「武器より花を贈りましょう・・」日本人戦犯が許されて帰国するとき、戦犯管理所の中国人職員から「幸せな家庭を築いてください。今度来るときは武器ではなく花を持ってきて下さい」と渡されたアサガオの種に思いを重ねて。

  アサガオは中国では牽牛花と言うそうです。年に一度、牽牛(ひこぼし)と織姫(おりひめ)が出会うという七夕の日に、日中合同開催となった集会でこの歌を歌えたことは、とても感動的で意義深いことでした。管理所の職員は牽牛花に掛けて、日本と中国の心からの出逢いを願うというラブコールとして朝顔の種をくれたのではないだろうか―これは、この日の集会の中で姫田団長が話された、美しく新しい解釈です。


 

<一合唱団員の感想を引用します>

 

 中国大使館はじめ関係諸団体の皆さまの諸処ご準備のもと、一生に二度とはないような、感動的なすばらしい一日を得ましたこと、誠に感謝であり、ありがとうございました。大使館では最前列に大使ご夫妻や歩平さんなど、居並ぶ著名な方々を前に緊張しましたが、歌い出すと思いをこめて歌うことができました。しかし、時々は感極まってうわずってしまうこともありました。

 全曲のちょうど中頃からは、最前列の程永華さん(大使閣下とお呼びすべきですが)はメガネを持ち上げ、何度も涙を拭いながら聴いていらっしゃいました。それを見て私もほとんど泣きながら、後半を歌わせていただきました。大門先生の「こころの大地はひとつに繋がるだろう・・」という歌詞を繰り返しながら・・

 相互理解と国境を越えた魂の交流は、今すぐにでも可能なのに、なんで今の政権や大半のマスコミは、また何のために、対立を煽ろうとするのでしょうか。まったく不思議でなりません。


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