私たち「再生の大地」合唱団は、撫順戦犯管理所で花開いた魂の出会いを、合唱という芸術形態を持った「人間賛歌」として後世に伝え残していくために結成されました。

合唱団ブログ

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撫順の学生7名が来日  2014.8.6

撫順学生の訪日感想文を紹介します。


 富士山5合目にてこのページには、帰国後に寄せられた撫順学生たちの感想文を抜粋して紹介します。とても優れた内容ですのでぜひお読み下さい。合唱団との宿泊交流のようすは<こちら>からご覧下さい。

学生の感想文1 大連外国語大学 (専攻)日本語上級通訳

日本旅の感想文     D.Sさん(男性)

 この度の来日旅行は感慨深いものでした。今まで中国の教科書やメディアなどを通じて、日本という国へのイメージは大体できていましたが、やはりこの国には神秘さを感じていて、身を持って等身大の日本を体験したいという期待に胸を膨らませていた自分でした。日本の土地に立って見た青空は、中国の空よりずっと青くてとてもいい気分でした。
 
最初に迎えてくれたのは、歓迎式を用意した「再生の大地」合唱団の方々でした。合唱団の団員である津田さんを中心にした歓迎会の情熱には、驚くほど喜びを覚えていました。夜となると、みなさんと一緒に交流活動に参加しました。合唱団の方々は「再生の大地」の歌などを歌ってくれました。その日中友好のため力を尽くそうとする姿にはとても感動しました
 
また、合唱団は富士山にも案内してくれました。日本の一番有名な山だけあって、麓の森の空気は澄んでいて気持ちよかったし、大自然と触れ合う事もできたし満足しました。富士山の上から見る景色は素晴らしかったです。環境保護の必要性をつくづく感じました。
 
今回の旅行で一番印象深かったのは日本人の交通ルールとマナーでした。車が多い割にクラクションを鳴らす人が少ないことにびっくりしました。たまにルールを破る人もいましたが、ほとんどの人がきちんと守っていて、これほどの大都会にしては素晴らしいと思いました。友達と一緒に交差点を渡る時には、日本人のように緑になってから歩くようになりました。「郷に入っては郷に従え」の通りでしたね。
 
戦争のせいで、両国の民は深刻な被害を負っていました。日本の政府が、中国を侵略した歴史を認めないことは、中国の民に精神的な傷をきたしました。でも、今回の交流活動を通じて、中日両国の民間交流はこれ以上邪魔させてはいけないと思っています。現在、中日両国の関係は厳しいものですが、でもいずれ好転するチャンスは来ると信じています。最後になりますが、合唱団の皆さん、東京大学をご案内してくれた伊藤さん・李先生、交流会にてお会いした皆様、東京をご案内してくれた渡辺さんと留学生達に感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。

学生の感想文2 撫順市第二高校 高校生

日本旅の感想文      K.Sさん(女性)

 6日間の旅行が終わって、日本は私に強い印象を残しました。私にとって日本はすごくきれいで環境がいい国です。日本の空と空気は大好きです。

 日本に着いた初日、日本のお爺さんお婆さんたちが中国語の歌を歌って熱烈に歓迎してくださったことに私はとても感動しました。お爺さんお婆さんたちと一緒にいた間に、日本の老人たちの生活についての熱情と楽観的で積極的な精神を感じ、これは日本人の長寿の秘訣の一つであり、中国人もこのようなライフスタイルを取り入れるべきだと私は思っています。

 お爺さんお婆さんたちの歌、及び聴かされた歴史により、戦争時期のことについて、深く理解をするチャンスを得ました。当時のことは今、目の前に起きたかのように感じさせられるのです。お爺さんお婆さんたちに暖かく迎えられたことにとても感謝しているとともに日本の友好の志をも感じました。

 残った日々に、できるだけ日本のことをわかるように、いろんなところに行ってみました。弁護士団との交流からも沢山のことを感じました。中日双方はちゃんと交流が出きていなくて、マスコミの違う情報により、中日両国民の間に誤解を生んだのだとつくづく思っています。私たちはマスコミの情報を全て信じるのではなく、自分の目で見、自分の耳で聞き、自分の考え方を信じ、沢山の交流活動により、お互いに深く分かり合える事もできると信じています。私は陶芸の専門で日本への留学を強く願っています。しかし、中日関係の悪化により、日本への留学の可能性が少なくなったような気がしています。文化芸術の交流は大切なことで、若い世代の勉強したい気持ちの妨げになるべきではないと思います。中日両国間の若い世代の交流を盛んに行い、一代一代に影響を与え、日中関係が必ずよい方向へ向かって発展していくと信じています。

 最後に、趙おばさんと何おじさんに、私に忘れられない体験をさせ、違う日本をみさせてくれたことに感謝申し上げます。

学生の感想文3 遼寧大学 (専攻)電気行程及び他の自動化

訪日感想文        K.Rさん(男性)

  今回の日本の旅の始まる前、私はずっと不安な気持ちを抱いてきました。普通の中国人の一人として日本への旅行、参観だとしても、中日間の歴史の問題、政治トラブル、辺境衝突などなど、私の無視できない不安の種になっていたのです。と同時に、日本と言う隣国に行ってみて、身を持って感じることを通して、何か新しいものを感じることができると信じていました。

 来日の第一歩に、山梨県で合唱団のお爺さんとお婆さんが生け花と歌で私達を迎えてくれましたことに、私は感動させられました。特に中国語で「大海、私の故郷」を歌ってくれた御蔭で一気に隔たりがとれて親近感をもてました。この日の歓迎会では多くの日本の友人たちが来てくださり、また在日華僑の方にもお会いしました。言葉がわからなくて、決してうまく交流ができたといえなくても、交流の活動のなかでお爺さんとお婆さんの友好感情、真勢な気持ちを心より感じました。中に一番記憶に残っているのは、「中国の若い世代にわかってもらいたいのは、日本人は鬼ばかりではないということです」という、言葉は少なくてもユーモア混じりのお話でした。この言葉から双方のもっと分かり合いたい、もっと関係改善したいとの願望を読み取ることができたのです。

 交流の活動において、私達が繰り返し繰り返しよく言われたのは「前事を忘れず、後事の師とする」と言う言葉でした。この言葉には格別に大切な意味合があると感じ取れました。歴史史実を歪めることはできないのですが、それが未来にどのように作用するかは私達が決めることができるのです。もし歴史を認識し、これを、平和を促し戦争反対の柱とさせることができるなら、それこそ本当に歴史の意義を体現できるのです。

 後のある日に弁護士団の弁護士に会えたことで、日本にも良識のある弁護士がいて、彼らは国内から大きな圧力をかけられたにもかかわらず、中国の戦争被害者のために、日本政府から謝罪と賠償を勝ち取るために奔走していると初めて知りました。続いて、撫順の水害にあった被災者のために、合唱団のお爺さんお婆さんたちが、チャリティーコンサートを開いてくれたことをも知ったときに、異国からの暖かさを感じることができました。両国の間に解決できないことが沢山横たわっているのです。しかし、命は尊い物で尊重され、正義は励まされるものです。中日両国関係の緊張の中に、中国の遭難者、被災者のために尽力してきた方々に感謝申し上げます。

 いろんな複雑な原因により、中日間の矛盾はまだ長く続くかもしれませんし、個人の能力で何も変えさせることもできないかもしれませんが、両国人民は永遠に仲良くしてほしいと思うし、両国関係の改善に力を尽くしていこうと思っています。

 最後になりますが、合唱団、撫順「奇蹟を受け継ぐ」会、弁護士団、「撫順」から未来を語る会などの皆様の熱烈な歓待を受けたことに感謝します。撫順にぜひいらしてください。

 趙おばさんと何おじさん、何日もお付き合いくださったことに感謝します。撫順での再見を楽しみにしております。

学生の感想文4 西南民族大学 (専攻)旅行管理

日本旅の感想文        K.Wさん(男性)

 今回、日本の旅は私にとって沢山のことを収穫し、大変な勉強になりました。自身の能力を高めたのと日中友好への認識変化と二つ方面からきたものです。

 まず自身から言ってみると、日本語ができないのに団長を一任されたことから、皆様が私のことを信頼していることがわかります。皆様の気持ちに答えるように、私もずっと積極的に行動するように努力してきました。日本の旅全過程の中に、団員たちと積極的に交流し、日本の方々との交流活動の中にも積極的に英語で自分の思いを伝え、挨拶しました。キャンプファイアーのとき、中国の文化にも触れるように横笛を披露しました。私のやっているすべてのことは結果から言えば、物足りないところが沢山残っていても、「やっている」ことにより自分自身を磨くことができました。人間との交際能力も仕事効率も高め、決断の能力のアップも繋がったと思っています。これらの能力のアップはこれからの私の学習生活に欠かせない宝にもなります。友好人士・高校の先生との交流ときも、私は自分の考え方を積極的に言い出しました。このような思考には、歴史への反省、今の政局と経済状況及び中日文化への分析を含んでいます。毎回の発言は私にとっては、総合知識の運用のテストになると言えるでしょう。日本に行く前に、私はインターネットで日本の風習文化について多少調べて、日本史を自学したことも私の収穫であり、能力アップにつながっていたと思っています。

 次は日中友好への認識について言わせてください。今回の日本旅行が成功に終わったのは、なかなかめぐり合えない日中友好活動のおかげだと言っても言いすぎではないのです。日中友好交流というのは違うもので、深く人の心に染み込むこともできて、日本人と直接に交流することを通して、日本の文化を、友好人士と直接に交流を通して、彼らの友好と平和への期待と念願を知ることができました。私の今までの印象の中には、資本主義国家の人は大体冷たくて現金な人ばかりだということでした。でも日本の老人たちはいつも笑顔で真勢な態度で迎えてくれたことから、お爺ちゃんお婆ちゃんたちは現金な人ではないし、私たちより子供っぽくて、平和への憧れを強く持っているとわかりました。彼らはマスコミからの圧力、右翼勢力からの多くの妨げを恐れずにいろんな方式を通して、中日友好を促しています。私はお爺ちゃんお婆ちゃんたちに尊敬を払います。

 姫田光義教授が歓迎会で繰り返し仰った「前事を忘れずに後事の師となす」と言う言葉は、民族記憶と歴史への蘇りでもありますし、平和への祈願でもあります。このようなお年寄り達すら中日友好事業に骨を折って、力を尽くすこともできるのに、私達にはできないことはないでしょう。マスコミが必要というのは確かですが、だからこそ、国民の意思を無視して、マスコミ利用による民意の誘導により、権力者の利益を実現すべきではないと思っています。ですので、権力者や政治家達がいかに手法を変えて、いかにマスコミの情報を利用しても、私達は自分の見聞きを信じ、自分の感じを信じ、自分の信念を貫くべきです。中日友好に微力でありながら、尽くしていきましょう。


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